知っておくと便利!外壁塗装の豆知識 第7回 外壁塗装の色の選び方

塗りの知識 教えて塗装店

外壁塗装の色はこうして選ぼう!

塗装業者には「外壁塗装用の色見本帳」というものがあります。

外壁塗装用の色見本帳とは、塗料には日本塗料工業会で発行している標準見本帳(通称「日塗工」の色見本)。

建築物・構造物・設備機器・景観設備・インテリアカラー・ファッションカラーや日本工業規格(JIS)で定められた色など、一般に多く用いられる実用色を収録しています。

色相別にトーン配列してあり、同一色相でのトーン差を利用した配色に便利です。

とても便利な見本帳なのですが、ここから選んだ場合の大半が失敗してしまいます。
それは、この中にはファッションカラーなど彩度、明度の高い色も収録していて、外壁の色にふさわしくない色も多く含まれているからです。

日塗工の色見本帳を利用して色を選ぶ場合には、よほど色に対する見識と経験がないと失敗する場合が多いと思います。

ツートンカラーの配色

最近の住宅の外壁では、デザイン、カラーに変化をもたらしたものが多く見られます。
ツートンカラーを採用した外壁塗装では、調和の取れた配色が求められます。

1)同一色相による調和

同一色相の色どうしの組み合わせで、「統一感」のある調和した配色が得られます。トーンの差を大きめにとって「変化」を与えるようにします。
見た目にも建物の安定感が感じられるようになります。

外壁 塗装 色

2)同一トーンによる調和

同一トーンの配色は彩度が共通なので、異なる色相を組み合わせても、「統一感」が得られる調和した配色となります。

外壁 塗装 色

3)セパレーションカラー

配色があいまいであったり、対比が強過ぎたりする場合、接し合う色を区切る(セパレーション)ことで、調和を計ることができます。
住宅の外壁では幕板がその働きをし、外壁が締まった感じになります。
セパレーションカラーには、区切る色と明度差の大きい無彩色、または無彩色に近い色が用いられます。

同一トーンで、色相も近い配色の場合、特にあいまいな感じになります。セパレーションカラーを用いることで明快感が出て、締まった感じになります。

外壁 塗装 色

外壁塗装の色は実際では日の光や反射などの効果も加わり、色の印象に影響を与えることになります。

また、色を選ぶ際のカラーサンプル自体も、照明、光源により印象が違ってきますのでご注意ください。

希望のカラーサンプルよりもややトーンを下げて選択し、大きめのサンプル板を作成してみると、塗装のツヤや、質感なども確認できますので、より仕上がりをイメージしやすくなります。

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